イチロー国民栄誉賞辞退
イチローが国民栄誉賞の打診に対して辞退を伝えたという。「さすがイチロー、漢だね。あっぱれ!」と誉める人、「何を生意気な、たかが選手が。喝!」と批判する人、
いろいろだ。


イチローの場合は国民栄誉賞だが、文化勲章、その他勲章の辞退というのはそんなに珍しいことではない。

最近では大江健三郎の文化勲章辞退が有名だが、彼のように「勲章と民主主義は相容れないから」といったイデオロギッシュな理由をつけたのはむしろ珍しい例。

自分には大きすぎるとか自分のやってきたことに勲章はなじまないなどと辞退する芸術家は少なくない。

一般の勲章でも同様で、政治家や民間人でも辞退者は数多い。
別に反体制だからというわけではなく(そもそも日本ではそんな人には勲章をやらない)、大臣経験者や大会社の社長が辞退した例もたくさんある。


こういうものは、やりたい人がもらいたい人に与えておけばよいのである。


周りが良いとか悪いとか言うべきものではない。

イチローも国民栄誉賞ではなく、MLBがMVPに選ぶとか野球殿堂入りが決まるとかすれば、
「モチベーションが下がる」などと言わずにありがたく頂くだろう。
それでいいではないか。


イチローに同情するのは、イチローの場合は賞の対象が誰の目にも明らかになっていて、「辞退」という行為がとても目立ってしまうことだ。
勲章(とか)を打診されて辞退するのは普通こっそり行われるもので、本人が(それこそ大江氏のように)喋らない限り、普通はわからないものなのに。

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イチローと荒川静香と、その他の人々。 | どっちの数でショウ?!
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by gyogyo-6 | 2004-10-08 23:35 | よのなか


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